音楽ことはじめ(後編): 『ひと目ぼれ』の曲なんて、そうザラにあるものじゃない!
前回、『音楽ことはじめ(前編)』 で、
「ひと目ぼれの曲」 のことをちょっと書きました。
今日は、これについてもう少し詳しく書くことから始め、
最終的に、「音楽ファン」を 今より もっともっと増やそう!
という魂胆です (^^)。
えへへ・・・、 最後まで付き合ってくださいな・・・、
記事の下のほうで、「お宝動画 (*^^)v」 をひとつ、ご紹介しますので!
さて、
(前編)でご紹介した、スクリャービンの 『 練習曲 作品8の 第12番 』 は、
私にとって、聴いた1発目からいきなり好きになってしまった、数少ない
「ひと目ぼれ」の曲 だったのでした。
そう、「ひと目ぼれの曲」 とは・・・、
・・・・・・ 「1回聴いただけで、即、好きになってしまった曲」 のこと。
そして、
相当な音楽好きでも、「ひと目ぼれの曲」は、そう多くないと思う・・・
・・・・・・、何を隠そう、この私がそうだ。
とも書きました。
・・・ そうなのです ・・・、
「今はものすご~く好き」な曲、
「この曲なしでは、もはや生きていけないというくらい好き」な曲でも、
一番最初に聴いたときには、「一体これの、・・・ どこがいいの?」 なんていう、
実にそっけない感想しか抱かなかった曲って、とても多いのです。
良さが全然わからないので、
買ってしばらくの間は、一応ガマンして何度か聴くのですが、
(↑この「ガマンして」が、わりと重要かも )
その後、3年も、4年も、まったく聴かずにほったらかしておくわけです。
でも、せっかくお金を出して買ったのだから、手放しちゃうのも悔しい・・・。
大抵そんな( せこい (^^;) )理由で、何年も 「お蔵入り」 にして寝かしておく
わけですね。
ただ、その間、頭の片隅にはちゃんと引っ掛かっています。
「あれ、ムダにしたくないよなぁ~」 なんて ・・・。
( いやはや、実にせこい (^^;)!)
で、あるときふと、
「そろそろ聴いてみるか・・・」 と、ぅん年ぶりに掘り起こす。
立て続けに10回くらい聴いているうちに、
これが不思議と 「病みつき」 になる!
・・・ という、、、
これまでの経験上、そのパターンが実に多かった!
「大好きな曲」のほとんど(9割以上?)が、そのパターンで好きになったもの
なのです。
変な話と思うでしょ?
「そんな! ワインじゃあるまいし!」 って。
CDが(音楽が)、
あたかもワインやチーズのように、何年かの間に熟成が進んで、
味がまろやかになり、かぐわしい芳香を放つようになる・・・、
それを味わう者を「病みつき」にさせるほどの美味に生まれ変わる?!
あのですね・・・、 当然ですが・・・、
・・・・・・ CDの熟成が進むのではないのです (^^;)っ!
答え → 「 脳ミソのほうの熟成が進むのです!」
1回聴きますよね、ガマンして。 ( ← もちろん複数回なら なお良い。)
しかし、「良さ」が わからない。。。
で、何年もほったらかしておく。
どんな曲だったかなんて細部はおろか、「大体こんな感じ・・・」ということさえ
意識に残ってないこともある、、、
しかし、しかし、その無意識の何年かの間、
「脳の内部」では しっかりと発酵が進んでいるらしいのです!
で、ぅん年ぶりに聴きなおしてみたときに、今度はなぜか、
「良さ」が わかるようになっている!
もちろん、その 「聴きなおし」 のときには、大抵は、1回きりじゃダメです。
数回~十数回、立て続けに 繰りかえし 聴くのです!
こういうパターンで、音楽を好きになれるということが体得されてくると、
熟成発酵の期間をどんどん短縮できるようになって、
最初っから、何回か繰りかえし聴いただけで、
「なんか妙に好きになってしまった」・・・ と、
やたら 「惚れやすい体質」 に生まれ変わっていて (^^;)、
・・・・・・ 我ながらビックリしたりする ・・・・・・。
とまぁ、
「音楽好き」の脳ミソのカラクリとは、こんなものなのでしょう。。。 多分。
もちろん、何回聴いても 「どうにも好きになれない曲」 というのはあるもの
ですが、それはまぁ、いわゆる 「好み」、「好き嫌い」ってヤツですよね。
だから、それはそれで全くOKなわけです。
私も結構あります。
何度聴いても
「 やっぱ、つまんない~、 退屈だぁ~~、 聴いてられない~~~ (-_-;) 」
という曲が・・・。
例えば、大作曲家 ○○○○ の 『××××』 という曲で、
しかも、演奏家だって一流だったりしますが、
もうね、「・・・・・・ いいや」 って思っちゃってまして ・・・、 へへ (^^;)。
でも別に、ホントにそれでいいのです。
それこそがまさに、
「自分は、どんなものが好きか」 という個性なわけですからね。
で、一旦好きになってしまえば、「ひと目ぼれ」 であろうが、
「会っているうちにだんだん好きになっていった」もの であろうが、
好きな度合いにはまったく差がなくなる・・・、というか、
逆転現象が起こることさえある・・・ くらいで。
まあ、経緯なんかどうでもよくなるわけですね。
そもそも 「ひと目ぼれ」 なんて、そうしょっちゅうあるわけじゃないのです!
極めて少ない!
私の場合、スクリャービンの 「作品8-12」 の他に 「ひと目ぼれ」した曲を
列挙してみると、、、
ショパンの 『幻想即興曲』、『革命のエチュード』、『英雄ポロネーズ』、
ラフマニノフの 『ピアノ協奏曲 第2番の 第1楽章』・・・、
まだ他にもあるかもしれませんが、今ちょっと出てこないですね・・・。
このように、挙げてみたものを数えてみても、これはもう完全に、
「数えられるくらい少ない数」でして。。。
( 何しろ 「ひとケタ」 ・・・ 唖然 (^^;)!)
じゃあ、
「ひと目ぼれ」 じゃなかったけど、「今はものすごく好き」な曲の例は・・・、
これはもう、数え切れないくらい多いです。
例えば、
・・・・・・ プロコフィエフ の 『 ピアノ協奏曲 第2番』。
これは、今の私にとっては 「体が打ち震えるほど好きな曲」、
もはや 「生きていくためには無くてはならない曲」 なのです。 ・・・ が、
それほどの曲であるにもかかわらず、聴いた第1発目は・・・、
「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ?
○○ちゃんは、「 たまらん!」 って言ってたけど、
これの一体、 ・・・ どこがいいのやら?
ま、1回聴いたから、もう十分。。。」
ってくらいでした。
まずまず、素っ気無いのなんのって (^^;)!
要するに、
たった1回聴いただけで、「良くない」 なんて 「早とちり」をして、
もう2度と死ぬまで聴かない、とか、
せっかく買ったCDを手放してしまうとか、、、
なんてのは、あまりにも、「 もったいない!」 ことなのです。。。
いかがでしょう? 皆さま、
買ってはみたものの、それほどいいとも思えず、ほったらかしにしてあるCD、
ありません?
聴いてみましょうよ、もう一度!
「聴く耳」が育ってるかもしれませんから。。。
というわけで、今日は、
「それほどいいとも思えない曲を好きになる」練習(?)をしてみましょう (^^)!
課題曲は、プロコフィエフ の 『 ピアノ協奏曲 第2番』。
これが 「 大好き! もぉ~、たまらん!」 という人 は、
すでに筋金入りの音楽ファンと思っていいでしょう。
だからそういう人は、ますます好きになっていただくとして、
今日、わたくしが真にターゲットとしたい人は、
この曲を聴いて 「 ・・・・・・ (Θ_Θ)ZZzz....? ・・・・・・ 」 と感じる人。
で、
『 You Tube 』 から、取って置きの映像を選んで参りました (^^)!
「全曲」の「通し」 ではありません。
曲は、いいところ一部分を抜粋しただけで、あとは映像がメイン。
いや、実際の話、なかなかのドキュメンタリー・ムービーになってますので、
音楽がちっとも好きじゃなくても十分楽しめると思いますよ。
実はこれ、
ある若き優秀なアーティストの 『プロモーション・ビデオ』 なのです。
しかし、
「 よくもまあ、これだけ カッコよく作ったもんだなぁ・・・、
さすが 販促ビデオ・・・ 」
・・・ と、変なところで感心してしまいました。
さて、そのアーティストとは・・・、
・・・・・・、ピアノ界の 「キムタク (^^;)!」、 こと、ユンディ・リ さん!
さっそく見ていただくことにしましょう!
いかがでしたでしょうか?
わたくし、意外にも、この販促ビデオが非常に気に入ってしまいまして・・・。
もちろん音楽はちょびっとだけなので、その点ではストレスが溜まります。
でも別な意味で、見ていて非常~に楽しかった!
引き込まれたんですよね。。。
今まで、ユンディ・リさんの演奏は まともに聴いたことがなく、
彼が 2000年のショパン・コンクールで 第1位優勝を果たした直後の
(↑第1位がない回もあるので、あえてこの表現)
大ブーム時に、NHKのスタジオで ショパンのみのプログラムで
演奏されていたのを、テレビで見ただけでした。
「 へぇ~、いい演奏するなぁ~!
やっぱ、ショパコンで1位取るだけのことはあるんだな~」
と思ったことは、はっきり憶えています。
でもその時のユンディさんは、まだあまりにも若い学生さん(18才)で、
非常に優れた演奏はするけれども、
「おお!」 と 釘付けになるほどのものは、実をいうと感じなかった・・・。
( 生で(その場で)聴いたわけじゃないので、
本当はそんなこと言えないのかもしれませんが。)
だけど、この販促ビデオでの演奏っぷりを見て、認識変えました!
本当に実力のあるピアニストのようですね!
・・・ というより、この人ひょっとして、この8~9年で 腕上げたんじゃない?!
それも、はなはだしく!
・・・・・・ すっ、素晴らしい (^^;)っ!
( あああ~~~っ、 若い人の「上達の凄まじさ」って、スゴイ (>_<)!!!)
確かに、曲目が 「ショパン」 と 「プロコの協奏曲」 とじゃ、
印象違って当たり前ではありますが、、、 でも、それにしても!
・・・・・ ユンディ・リさんの演奏は、今後真剣に聴いてみるべきだと思いました。
それと、
マエストロ・オザワ(小澤)!!! いい味だしてますよね~~~ (^^)~♪
オーケストラのリハーサル風景も、すごく好き!
みんな 「Tシャツ」みたいなの着て演奏してるからさ、、、
たまに本番も「私服」でやったら 一般受けすると思うんだけどな。。。 (^^)?
それにしても、ドイツ・グラモフォン、、、 いいの作るよね!
いやぁ~、美味しかった (^^)。
さて、これで、入門編の 『音楽ことはじめ』 は、一応終わり。
次回は、、、 どうしようかな~?
お楽しみに (^^)!
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